観光ブックには載らない、挑戦的なNew Vietnam創作料理が楽しめる【Anan Restaurant】

ホーチミン中心地に位置する最も古いマーケットton that dam street market。開発が進むホーチミン中心地の中で、取り残された、古き良きベトナムのローカル向けマーケットだ。周りには、古びたアパートが立ち並び、その中にひっそりと佇むモダンなファサードが、異彩を放つ、anan restaurant。古いアパートメンが改築され生まれ変わったモダンなインダストリアルデザインの建物に、マーケットを通るとついつい足を止めてしまう。

まず、お店へ入って外国人が多い事に驚かされるが、それもそのはず、このレストランは香港やアメリカで数々のアワードを受賞するレストランのオーナーが、故郷であるベトナムでプロデュースした最初のレストランなのだ。

お客さんの半分はローカルのベトナム人、その他半分は外国人だ。食に敏感なFoody達が世界から集まってくる。驚くべきなのは、このレストラン広告は一切ゼロ。情報は全て口コミや、SNSなどのOwned Mediaからの発信のみだ。それなのに、ローカルだけでなく、世界の食通を虜にさせる秘密はなんなのかを探ってみた。

Low-keyで気取らないRooftop Bar

Anan Restaurant - Rooftop
Anan Restaurant – Rooftop

ここのレストランは6F建ての一棟がレストランになっており、食事をした後に、屋上のRooftopに行って気軽にお酒を飲むことができるユニークな造りになっている。屋上から見える景色は、Bitex Financialタワーと、目の前のStreet Marketの新旧との対比が面白い。

他のRooftopバーと異なり、音楽もうるさくなく、会話も楽しむことができる。BGとして程よい音量のラウンジミュージックに、個人まりとしたアットホームな雰囲気、且つ本格的料理が堪能できるのが、ここの魅力の一つだ。

私も、食事を済ませ、Rooftopで心地よくお酒を飲んでいたら、嬉しいサプライズがあったのだ。なんと、anan kitchenのオーナーのPeater氏自らお客である私に声をかけて来てくれたのだ。テンションが上がり、いろいろ質問してしまったが、嫌なか顔せず気さくに答えてくれた。

オーナーのNew Vientnam Cuisineに込めた思い。

 

ここ、サイゴンのCulinaryシーンで絶対名前が挙がるほど、超有名人のオーナー兼シェフ、プロデューサーでもあるPeater氏。生まれはベトナムの、Da latという田舎で生まれ、その後アメリカで年少時代を過ごした後、シェフとして、アメリカやヨーロッパなどで修行をしていたという。彼といろいろ話をしながら、彼のベトナム料理に対する熱い思いを、いろいろ聞くことができた。

メニューを見てまず気づくのが、タコスやピザ、といった一見ベトナム料理とはマッチしないような組み合わせの料理が多いという事。しかし、食材はローカルのものにこだわり、料理すべてに”ベトナムらしさ”を取り入れる。それを皿の上で見事に表現させる彼のCreative力に驚かされる。

彼がこれから、挑戦しようと思っているのが、”ベトナム料理= Cheapという概念を払拭したい”という思い。

世界各国を見て来た彼だから考える、これからのベトナム料理のあり方。それをanan Restaurantのコンセプト “New Vietnam cuisine”に込めているのだそう。

確かに、料理の一つ一つに、ベトナム料理の秘伝の調味料香草が様々な形で使われており、後味はどこかベトナムらしさが残る。おすすめは、何と言ってもいろんな料理が少量ずつ楽しめる、コースメニューだ。人気のピザとタコスを含んだおすすめ6品のコースは、398,000 VND2人以上で注文可能だ。

コース料理に含まれるピザ生地がユニークな、ピザ

 

ターゲットは、言うならば全員

 

最後に彼の言っていた言葉で印象だったのが、

「ターゲットにするお客さんは決めていない。自分が思いを込める料理を作っていれば、自然と共感してくれる食通のお客さんは集まってくる。だから、広告も使わない。ターゲットは言うならば全員。 」

という、言葉。

 

私自身、料理を食べに来ただけだが、思わぬオーナーとの交流に、いろいろベトナム料理のあり方について考えさせられてしまった。そして、ただ単に料理を食べたいと言うよりも、彼のプロデュースする今後のお店にぜ行ってみたいと思った。話をしながら、子どの時代のこと、故郷のDa lathのこと、人生のことなど、いろんなことを気兼ねなくいろいろ話してくれた彼の気さくな性格にも、レストランの人気の秘密が現れているように感じた。

ホーチミンに来たら、観光ブックに載っているベトナム料理屋でなく、こういった熱いオーナーの思いが詰まったユニークなレストランもぜひトライしてみてはいかがでしょうか。そして、是非Rooftopで彼にあったらお話しをして見てください。

Anan Restaurantについての情報はこちら

 

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